友人関係について振り返ると、思ったようには上手くいってなかった。退屈で孤独な高校生活を送った俺は、大学生活こそは充実させようと息巻いていて、最初で躓かないように、SNSで同じ大学に入学する人達と連絡を取り、入学当初は一緒に行動していた。
しかし、途中からメンバーが段々と増え出して、いつのまにか俺は蚊帳の外になっていた。自分から喋ればこんなことにはなってなかったのに、中々喋ることもできず、黙って金魚の糞みたいに付いて行ってたが、「ああ、来てたんだ」みたいな雰囲気に耐えられなくなって俺はグループを抜けた。
そして最初の基礎演出で知り合ったヨッシーや、まが男と一緒に行動するようになる。
学業に関しては、最初の前期だけフル単を取れて、後期からは落単が多くずっと成績が悪い。
友達作りについて改めて考えると、俺って本気で作ろうとは思ってなかったんだと思う。ただ1人が不安でしょうがなかったから、心よりも先に体が動いてた。だから途中でしんどくなってグループから抜けたんだよね。
結局俺は、大勢の友達に囲まれた大学生活よりも、2人くらいの友達と送る大学生活が合ってたんだ。
友達を作りたいって思うのは別にいいけど、今後はもう少し冷静に自分の事について考える必要がある。一時の感情で行動するのは、中途半端に終わるし、相手に不快な思いをさせてしまうから良くない。